こんな物件は雨漏りするかも・・・

2021年08月27日
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こんにちは。早速ですが今回は雨漏りする可能性の高い物件に関して、説明していきます。これから、新しい物件を探そうと考えている方は参考にしていただけたら幸いです。

 

①外壁・屋根がスレートである。
→スレートは経年劣化でクラック等入りやすい、固定ボルトが緩んだり、固定ボルトのパッキンが劣化したり等。
基本的には築10年以上経っているなら警戒すべき。

②外壁の塗装が剥げている。チョーキングを起こしている。
→外壁の塗装は剥がれたり、チョーキング(外壁を触った際に手に白い粉が付く状態)を起こすと目地等から雨漏りする。コーキング等で補修可能です。

③屋根ではなく、屋上である。
→防水が切れていたり、排水口や樋の内部が詰まり、屋上の排水に影響が出ると屋上に水が溜まり雨漏りする。防水が切れているのは防水屋に言わないとどうしようもないですが、排水口の詰まりは掃除をしていれば、問題ないので、週に1度は掃除するようにしましょう。特に台風シーズンは風で飛んできた草木やゴミが詰まりの原因になったりします。気をつけましょう。

④内部の梁の一部にやけに錆等の腐食が見られる。
→雨漏りして水が伝った跡の可能性あり。既に補修している可能性もありますが、補修の仕方によっては3、4年もすれば再度雨漏りすることもあります。もしそういう跡があるなら、その下には物は置かないようにするか、置くとしても濡れても最悪大丈夫な物にしましょう。

⑤煙突式の換気扇が付いている。
→割とよく漏れる。風等で煙突の隙間から侵入。基本どうしようもない。こういう物件を借りる際には、換気扇の下には大事な物を置かないようにしましょう。

 

と言うわけで、今回は雨漏りしやすい物件についてでした。とは言え、ここで説明した物件以外でも雨漏りはおきます。逆にこういった物件でも雨漏りしないということはあります。

雨漏りというのは、物件の状態だけでなく、その周辺環境によっても引き起こされる物だからです。例えば、風が強いとか交通量の多い道路が近くにあるとか。そんな訳なんで、あくまでも参考程度に覚えていたらいいと思います。では、この辺りで。

雨漏り・雨漏り・また雨漏り

2021年07月15日
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こんにちは。最近、突然の雨が多いですね。しかも、ゲリラ豪雨であることが多くて、嫌になります。特に嫌なのが、このゲリラ豪雨のせいで、雨漏りしたという連絡が管理している物件からいくつも来ているということです。

 

しかも、お客様が雨漏りで困っているのを分かっているのに、あまりに突発的に降るせいで、補修作業もままならない(雨漏り補修材の代表格であるコーキングは湿気があるとちゃんと外壁材や屋根材にくっつかない為、足場が濡れていると滑落の危険がある為)。困っている原因である雨のせいで、作業できないというのは、何とも言えない気持ちになります。

 

もうそろそろ梅雨明けということですので、しばらくはできていなかった雨漏り補修が仕事の大半になりそうで気持ち的にはまだまだ梅雨明けしそうにないなぁと思う今日この頃です。

 

今回は以上となりますが、ほとんど愚痴のような感じになってしまったので、最後に雑学を一つ。最近の研究で魚は脳の大きさを気温や場所等の環境によって自分で変えて、省エネしているそうです。そんな訳で、今度こそ以上となります。

電動シャッターが故障したと思ったときに行うべきこと

2020年04月30日
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こんにちは。最近世の中はコロナの話題で持ちきりですが、あえてここでは、全く関係ない話題を書いていこうと思います。

というわけで、電動シャッターの故障時、特に開閉不可の時にに行うべきことについてです。まず、行うべきことは、ブレーカーの確認です。「えっ、そんなこと」と思うかもしれないですが、電動シャッターが止まってしまった時の対処法の中では、基本であり、一番最初に行わなければならないことです。というのも、長年使うと、雨漏りでモーターの配線に水がかかり漏電し、ブレーカーが落ちるということがあり、そもそもシャッター自体が問題ではない可能性があるからです。つまり、シャッターの業者を呼んでも、意味がない、どころか最悪の場合、出張費だけ請求され、むしろ損にしかならない場合があります。なので、その時に雨が降っていたり、前日や夜中に降っていたなどの場合には一度確認してみる必要があります。

雨が降っていない場合でも、配線の劣化による漏電という可能性もあります。この場合には、業者を呼ぶべきなのですが、その際にも注意点があります。それは、漏電していることを業者に説明することです。何故かというと、配線補修には、資格が必要で、シャッターの業者といえども対処できない場合もあるからです。大手であれば、そういった場合は少ないかもしれないですが、そのことを伝えていないと、見に来た人が偶々資格を持っていないということもありますし、分かるのなら連絡する際には伝えておく必要があります。

また、ブレーカーが落ちていなくても、安全装置の電池が切れているだけという場合もあります。「電動シャッターに電池なんてあるの?」という疑問を持つ方も中にはいるかもしれないですが、電動シャッター自体にはなくても、その安全装置の送信機は電池で稼働しているものが非常に多いです。安全装置の送信機は、下の写真のようにシャッターパネル部分下部の端についていることが多いです。この装置は市販でも買える電池で動いているので、何年かしたら電池切れを起こします。そうすると、危険な為、動かせないように勝手に止まります。この場合の判断方法は開閉スイッチを押し続けて動くかどうかです。スイッチを押し続けて動くなら、安全装置の送信機の電池を交換することで、正常に稼働する可能性が高いです。

 

このようにシャッターの故障と思われる症状には、実際故障でない場合があるので、シャッターが正常に動かなくなったからと言って、すぐに業者に連絡してしまうと金銭的に痛い目にあったり、業者を呼んだ当日に修理できなかったりします。なので、一度冷静になって、上記のことを試して見てください。シャッターの故障については、他にも書きたいことはありますが、長くなってしまったので、今回はこのあたりで終わりとさせていただきます。

雨漏り箇所を特定するのは難しい

2019年04月12日
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 こんにちは。最近また寒くなってきて、桜も咲いているのにまだコートが脱げない今日この頃、一度暖かくなっていたせいか、寒さが身に沁みます。そのせいなのか、私は先日胃腸炎で2日休んでしまいました(苦笑)。皆さんは私のようにならないよう気を付けてください。

 今回は雨漏り箇所の特定方法について記述していきます。雨漏りに困っている人の大半は雨漏りはしているがどこが原因で漏っているかが分からないという人が多いと思います。なぜこのようなことになるのかというと、雨は梁等を伝って全く予期せぬ場所で漏ったりすることがあるからです。こんな時の対処法で一番手っ取り早いのは、原因箇所だと思われる個所に水をぶっかけることです。具体的には一人が外からホース等で推定原因箇所を虱潰しに順番に水をぶっかけて、もう一人が雨漏りしている箇所を確認するという方法です。この方法なら大抵原因箇所を特定できます。

 とは言え、特定できないことも実はあったりしますが・・・。上の方法ならどんな雨漏りも特定できそうじゃないかと言う方も多いと思います。しかしながら、ホントなぜなのか摩訶不思議なことに分からない時が何件かに1件は出てくる訳です。ホント勘弁してもらいたいところですよ。こういう物件の雨漏り解決方法は非常に、ヒジョーーーーッに提案するのは嫌なんですが基本的には全体塗装とかカバー工法とかしかありません。なぜ嫌かというとまず金額が馬鹿にならないからということ、そしてそれだけ費用をかけても本当に雨漏りがなくなるかは分からないからです。もちろん直る確率の方が当然高いですが、本当に稀にそれでも直らない場合が起こります。それに 塗装工事の場合は 、原因箇所を特定していなければ、コーキングや塗装が切れてきたら、その原因箇所をしっかり補修しているわけではないので、再度雨漏りする可能性が高いです。

 雨漏りの特定はホント難しいです。今回はこの辺で終わります。参考になれば幸いです。