雨漏り補修工事(ALC・サイディング編)

2020年06月25日
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さあ、今年もまたやってきました。梅雨!雨漏りの季節です(ドンドンパフパフ)!テンション高いって、この時期は無理やりテンション上げに行かないと普段と同じだけのテンションにできないんですよ(笑)(;Д;)

テンション上げに行かないと普通に鬱になる自信がありますよ。毎年、この時期は必ず1件は雨漏りの連絡があって、補修するのに毎度苦労させられます。これが、リピーター(一度補修した場所)だったりしたときは、もう、ね………。流石にこんだけ多いと私の反応も変わってくるもので、最初の頃の反応は「Σ(゚Д゚ υ) アリャ」←こんな感じ、途中「(|| ゚Д゚)トラウマー」←こうなって、今は「ε- (´ー`*) フッ」←こう。それもこれも雨漏りって奴が悪いんです。

 

前置きはこの辺にして、今回は雨漏り補修工事(ALC・サイディング編)について書いていこうと思います。

ALC・サイディングにおける雨漏りで最も多いのは、クラック(罅割れ)によるものです。この場合の補修方法は、クラックをコーキング等で埋めてあげることです。ですので、手が届きさえすれば素人でも簡単に補修できます。できるなら、あえてクラック部分をカッター等で広げて、コーキングをクラックの奥の方まで押しこめるようにすると同時にコーキング自体に厚みを持たせるとより効果的です。

 

次に多いのは、上記のような補修痕やビス穴等の穴埋めをしている箇所からのものです。この場合でも補修方法は以前の補修痕を取り除くことが加わること以外は基本的に最初と同じでOKです。コーキングは早いと(環境によるが)5年くらいでダメになるところもあるので、仕方ない部分ですね。因みに塗装工事したのに、雨漏りする場合の1例として、壁に足場を固定するためのアンカーの補修痕から漏っていたという例があります。これも大きさは違うけど、ここでの原因に分類できますね。

 

3つ目は窓のサッシ及びその廻りからです。この場合は、まず、サッシ廻りの外壁やコーキングの劣化によるものか調べ、そうであるならクラック補修の方法かコーキングを打ち換えましょう。そうでないなら、サッシ自体に原因があるので、サッシにある隙間(組み立てる際にできる隙間等)に一つずつ水をかけていき、水が漏れた箇所の隙間をコーキングや防水テープで塞ぐことで補修できます。ただ、この場合はサッシ自体が劣化しているということでもあるのでサッシを取り扱っている業者等に見てもらった方が良いかもしれないですね。

因みに外壁のクラックをここでも入れているのは、サッシ廻りのクラックは他の部分のクラックであれば漏らない浅いものでもサッシを伝い漏る場合があるからです。

 

4つ目は笠木からの雨漏りです。笠木って何という方もいるかもなので、さらっと説明入れますね。外壁の一番上に被さっている部分のことで、下の写真の濃い茶色の部分ですね。

まあ、ほとんどここから漏れることはないのですが、偶にこの笠木と外壁を固定しているビス(写真で言えば中心にあるちょっとボコッとしている部分)や笠木同士が重なっている部分のコーキングが劣化して、そこからということがあります。これもコーキングを打ち換えてあげれば直ります。

また、これは最近経験した雨漏りなのですが、笠木の上にアルミ製の手摺がついていて、その手摺のビスから雨が浸入し手摺の中をを伝い笠木の下に侵入したということがありました。これには結構驚きました。まさかそんな箇所から雨漏りしているなんて誰が思いつくのかという話です。発見できたのは雨漏り調査でそれっぽい箇所に水をかけて調べていた時に偶々水がかかって建物内に雨漏りが確認できたからで、全く想像もしていませんでした。

 

今回はALC・サイディングの建物での雨漏り補修についてでしたが、いかがだったでしょうか?雨漏りで困っている方にとって少しでも参考になれれば幸いです。

長々と失礼しました。