卵が300円代に・・・

2023年06月10日
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以前、卵の高騰が起きそうというブログを昨年の12月に書いたのですが、やはり卵の価格が高くなっています。5月時点で1パック300円ぐらいになっているのを近所のスーパーで確認していましたが現在も高い状態が続いているようです。価格の上昇は今年2月ごろから発生しているようでした。12月に鳥インフルが流行して2月に価格が上がる時間差が生じた理由は不明ですが、ある程度推測できます。

一般的な卵用鶏は生後約160日から産卵するようになり、約700日を迎えると「廃鶏」として処分されます。理由は飼料の費用と産卵の効率の「損益分岐点」が700日であるためです。今回のような鳥インフルが同時多発した場合においては、この700日の期限を超えて生産していたのではないかと思います。そのために、卵の価格の高騰(供給不足)までに時間差があったのではないかと推測しています。

以前のブログにおいては「雛も全て輸入」と書いてしまいましたが、一部では国産の雛も生産されているようです。とはいえその雛を生み出す「原種鶏」やさらに元となる「原々種鶏」まで国産かどうかは不明です。やはり飼料と雛の高騰が続くことは中々収まりそうに無いような印象を受けます。物価の優等生と呼ばれていたそうですが、何故今まで価格が維持できていたのかかえって調べれば調べるほど不思議に思います。

ともかく色んなものの価格上昇を受け入れて意識を変えていかないといけないなと感じた次第です。土地の価格も上昇傾向にありますので、お客様には状況の説明を丁寧にしてまいりたいと思います。