トイレタンク内の漏水と対処法、注意点

2025年05月15日
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こんにちは。今回はトイレロータンク内からの漏水に関して説明していきます。

 

現在、普及している洋式トイレタンク内から漏水する場合、原因となる箇所は主に2箇所のみです。

ボールタップとゴム玉(フロート弁)の2箇所です。下写真左がボールタップ、右側がゴム玉です。

ボールタップ ゴム玉

 

ボールタップはタンク内の水量を一定に保つ装置で、写真の白い楕円形の部品が水に浮かぶことで、一定量水が溜まった時に自動で水が止まるようになっています。

その為、この部品がダメになると水が出続けてしまうことになります。ただ、水が出続けると言っても、タンクから水が溢れるということはありません。そうなった際には、写真の白い部品の左に見える筒から排水される仕組みになっています。この筒をオーバーフロー管と言います。

 

ゴム玉あるいはフロート弁は、弁と付いているところから分かるかもしれませんが、タンク内の水を便器に流しこむ穴の蓋をしている部品で、この弁を開閉することで便器に水を流す仕組みになっています。

その為、この部品が劣化した場合、便器内にチョロチョロと水が流れ続けることになります。こちらの漏水については、分かりづらい為、大抵の場合、ボールタップの水漏れの際に、実は漏れていた事実が判明することが多いです。

 

漏水箇所の説明が終わったので、ココからは対処の仕方について説明していきます。どちらの症状も漏水箇所の部品を交換することで補修可能となっています。部品の交換というと難しいイメージがあるかもしれませんが、ホントに簡単です。

特にゴム玉については、オーバーフロー管の下の部分の左右の突起に引っかかっているだけなので、少し力を込めて突起から取り外して新しいものを交換するだけになります。

ボールタップは、モンキーレンチとプラスないしマイナスドライバーと工具が必要にはなります。ただ、給水管との接続部分の六角ナットを取り外し、再取り付けする際にモンキーレンチを、タンク内の水量を調節する際にドライバーが必要になるだけなので、非常に簡単です。

対処法については、正直これ以上書くことがないので、これで終わります。ホントに上に書いたことが全てなので、より詳しく交換の仕方が知りたい場合はYouTubeで交換の動画を見るのが一番だと思います。実際、私がそうでしたし。

とは言え、交換する際のオススメの商品は一応乗せておこうかと思います。お使いのトイレによって、メーカーや型番が異なるので、あくまで汎用品の紹介となりますので、あらかじめご了承願います。

 

ボールタップはこちらの商品がオススメです。コーナンで販売しているものとなります。パッケージにも書いてある通り、一般的なロータンクならほぼ取り付けることが可能となっていることと、約¥2,000という非常に安価であること、コーナンが販売しているので、手に入りやすいことがオススメ理由となります。

 

ゴム玉はコチラがオススメです。サンエイが販売しているもので、ホームセンターなら大抵置いてある商品です。オススメ理由は、先述した通り手に入りやすいことと¥700弱という安価さ、あとは使える便器が多いことです。

 

ただし、上写真の商品を使い補修工事を行う場合には注意点が2つあります。

まず、購入する前に必ずお使いのトイレのメーカーと品番を確認しておくことです。あくまで汎用品ですので、合わないものもあります。特にゴム玉については、リクシルやパナソニック製のトイレには写真のものでは適合しないので、メーカー品を購入する必要があります。リクシル製はホームセンターでも販売していますが、パナソニック製(NAISと書かれているトイレ)は品番を調べてAmazonや楽天等のネットで取り寄せる必要があります。

2つ目は、ボールタップの交換の際には、ゴム玉も交換すること、です。基本的にボールタップがダメならゴム玉も寿命が近いかダメになっている可能性が高いです。二度手間になってしまうので、一緒に購入しておくのほうがいいです。本日、二度手間してしまった私が言うから、間違いないです。

 

とまぁ、今回はこんなところで終わりとさせていただきます。ここまで読んでいただきありがとうございました。